S&P500は、米国を代表する大企業500社の株価をまとめた指数です。 この指数に連動する投資信託を使えば、少額からでも米国の大企業にまとめて投資できます。この記事では、S&P500の仕組みと、積立で投資するときの基本を解説します。
S&P500とは?
S&P500は、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社が算出している、米国の株価指数です。米国のさまざまな業種から選ばれた大型株500銘柄で構成されています。
指数の計算には「浮動株調整後の時価総額加重」という方法が使われています。かんたんに言うと、会社の規模(市場で取引されている株の価値の合計)が大きい企業ほど、指数に与える影響が大きくなる仕組みです。
ニュースでよく聞く「NYダウ(ダウ平均)」は30銘柄で計算される指数です。S&P500は500銘柄を対象にしているぶん、米国の大型株市場をより幅広く反映しています。
S&P500に投資する方法
S&P500という指数そのものを買うことはできません。そのかわりに、S&P500の動きに連動することを目指す商品を買います。
- 投資信託: 証券会社や銀行で購入できます。金額を指定して買えるので、少額の積立に向いています。
- ETF(上場投資信託): 株と同じように市場で売買できる投資信託です。買うときは1口単位になります。
初心者が毎月コツコツ積み立てるなら、金額を決めて自動で買い続けられる投資信託の積立が使いやすい方法です。
積立はいくらから始められる?
金融機関によって違いますが、ネット証券などでは月100円程度から投資信託の積立ができるところもあります。最初は少額で始めて、値動きや仕組みに慣れてから金額を見直す、という進め方も選べます。
NISAのつみたて投資枠では、国が定めた基準を満たす投資信託だけを積み立てられます。S&P500に連動する投資信託にも対象のものがあります。ただし、すべてが対象ではないので、購入前に証券会社の画面や金融庁の対象商品一覧で確認しましょう。
積立で投資するメリット
- 買うタイミングに悩まなくてよい: 毎月決まった日に、決まった金額を自動で買い付けます。
- 価格が低いときに多く買える: 同じ金額で買い続けると、価格が低いときには多くの口数を、高いときには少ない口数を買うことになります(ドル・コスト平均法と呼ばれる考え方です)。
- 500社にまとめて投資できる: 1つの商品で、米国のさまざまな業種の大企業に分散して投資できます。
ただし、積立をしても損をしないわけではありません。価格が下がり続ければ、評価額はマイナスになります。
始める前に知っておきたい注意点
- 値下がりすることがある: 景気の悪化などで、米国の株価が大きく下がる時期もあります。元本は保証されていません。
- 為替の影響を受ける: S&P500はドル建ての指数です。円で投資する場合、円高になると、株価が変わらなくても円での評価額が下がることがあります。
- 米国1か国に集中している: 500社に分散していても、国としては米国だけです。米国経済の影響を大きく受けます。
- 手数料(信託報酬)を確認する: 投資信託は、持っている間ずっと「信託報酬」という費用がかかります。同じS&P500に連動する商品でも、費用は商品ごとに異なります。
- 過去の成績は将来を約束しない: 過去に大きく上昇した時期があっても、これからも同じように上がるとは限りません。
金額の決め方のヒント
- まず、生活費の数か月分など、すぐに使う可能性のあるお金を別に取っておく
- 残りの中から、しばらく使う予定のないお金で、無理なく続けられる金額を決める
- 値下がりしても慌てて売らずに続けられるか、を目安にする
まとめ
- S&P500は、米国の大型株500銘柄で構成される代表的な株価指数
- S&P500に連動する投資信託なら、金融機関によっては月100円程度から積立ができる
- NISAのつみたて投資枠で積み立てられる商品もある(対象かどうかは要確認)
- 値下がり・為替・米国への集中・信託報酬といった注意点を理解してから始める
S&P500の積立は、少額から長くコツコツ続けやすい投資方法の1つです。仕組みと注意点を理解したうえで、自分の家計に合った金額から検討してみてください。
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